研究室
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mutolab (むとらぼ) では,知覚・認知心理学に関するさまざまな研究テーマを扱っています。これまでに研究してきた具体的なテーマに関してはプロフィールや研究業績のページをご覧ください。
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当研究室では研究方法の厳密さに重きを置いています。どんなにインパクトのある研究を行ったとしても,その土台となる研究法が盤石でなければ砂上の楼閣です。当研究室ではできるだけ確実性の高い信用のできる知見を提供できるように,心理学研究法や統計学を特に重視して研究を行っています。加えて,研究の透明性を高めるためにオープンサイエンスにも力を入れています (→関連文献)。研究法は研究実践に欠かせない武器ですが,心理学でよく用いられる伝統的な手法は必ずしも最適とは限りません。研究法について深く理解し,さまざまな分析手法に習熟することで,検証したい仮説に適した方法を選択できるようになりますし,従来の発想に囚われていては思いつけないような新たな仮説を生成することにも繋がります (→関連文献)。また,研究法それ自体は本来的に抽象的で汎用的な知識体系ですから,その知識は心理学という枠を超えて他分野の人々と協働するうえでも必ず役に立つことでしょう。このような理由から,当研究室では研究法を特に重視した研究および教育を実践しています。
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現代システム科学域心理学類に所属する学生の卒論指導を行っています。
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研究室配属は3年生の後期からです。知覚・認知心理学に興味があって武藤の研究室への配属を希望する学生は,なるべく前もってご相談ください。
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研究室配属後は,研究室で毎週ゼミを行います
(時間帯は相談して決めます)。ゼミは正課の授業という位置づけではありませんが,卒業研究を行ううえで必須となりますので,可能な限り参加するようにしてください。やむを得ない理由で参加できない場合は必ず事前に連絡してください。ゼミ以外にも必要に応じて個別面談を行います。
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研究テーマは学生ひとり一人の関心を聞きながらゼミ等で相談して決めます。基本的には学生の関心を尊重したうえでテーマを決めてもらうつもりですが,明らかにうまくいきそうにないテーマや現実的に研究を実施するのが困難なテーマであると思われる場合には,現実的な落としどころを一緒に考えていくことになります。
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卒業研究を行うためには英語論文を読むことが必須となります。DeepLやChatGPTなどの翻訳ツールを利用してもかまいませんが
(むしろ推奨します),ツールの誤りに気付ける程度の英語力がないと苦労するかもしれません。
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卒業研究を通じて,科学的・論理的な思考法,適切な問いの立て方,英語論文の読み方,文章作成の技術,因果推論の方法,統計学的な分析の方法,プログラミングの技術,プレゼンテーションの技術などを学びます。
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卒業研究も立派な研究です。問いの立て方と検証の方法が適切であれば,国内外の学術誌に投稿して論文として掲載することも十分可能です。意欲のある方はぜひ投稿できるレベルの卒論を目指して頑張ってください。
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現代システム科学研究科認知行動科学分野
(博士前期課程) および現代システム科学研究科心理学分野 (博士後期課程)
に所属する大学院生の指導を行っています。私の研究室に進学を希望する方は,必ず事前にメール等でご相談ください。
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大学院入試は年に2回,夏と冬に行われます。詳細は入試情報サイトをご覧ください。
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取得できる学位は修士 (学術) または博士 (学術) です。
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大学院生には,中百舌鳥キャンパスA15棟内にある大学院生部屋のデスクが割り当てられる予定です。
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国際的に活躍できる一人前の研究者として必要な技能を習得できるように研究指導を行います。具体的には,科学的・論理的な思考法,適切な問いの立て方,問いを解決するための研究計画の立て方,英語論文の読解・執筆の方法,統計学的な分析の方法
(ベイズ統計学や統計モデリングを含む),プレゼンテーションの技術などを (必要に応じて) 習得します。特に,なるべく早い段階で国際誌に英語論文を投稿できるようにサポートを行います。
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当研究室では日本学術振興会特別研究員 (PD) の応募を歓迎しております。関心のある方はぜひメール等でご相談ください。
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本学では,学振PD等の雇用制度導入機関への登録を前向きに検討しております。最新の情報は大学のWebサイトをご覧ください。本学が雇用制度導入機関に登録された場合には,特別研究員は大阪公立大学と雇用関係を結ぶことが可能となり,各種手当や社会保険が適用されます
(希望しない場合は従来通りのフェローシップ型も選択できます)。
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まだありません。2024年度の4年生から卒論指導を開始する予定です。
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研究室のロゴは,立方体の展開図をモチーフにデザインしました。Shepard & Metzler (1971)
が心的回転の実験で使用した3次元物体の刺激画像から着想を得ています。それ以外にも,「正方形の内部が点対称」「枠からはみ出してる」「形がMutoのMに見える」「点があるだけでアニマシーを感じる」といった要素を含めることで,当研究らしさを盛り込みました。
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当サイトの上部にあるタイトル画像の背景の写真は,武藤が20代の頃ドイツに短期留学していたときにHelgolandで撮影した空の写真です。
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当サイトは武藤がテキストエディタを使ってhtmlとcssを編集してちまちま作成しました。遥か昔のいわゆる「個人サイト全盛期」から趣味でWebサイトを運営していましたが,その頃に作ったhtmlとcssを秘伝のタレのように修正し続けて今のデザインになりました (もはや原型は残っていません)。スマホ対応がなされていないなど,「今時」のデザインとしては不合格な点も多いですが,このやり方に愛着があるのでなかなか変えられずにいます。いつか時間があればスマホ対応とかも検討します……。
このページの作成日:2023年5月21日
このページの最終更新日:2023年5月23日